始まりは2009年。自宅の一室に工房を構え、夫婦2人でLily-Leatherとして独立。
振り返ると、高校2年の夏にバイクの免許を取得し卒業と同時にアメリカンを購入。毎日が革ジャン・革パンの生活。
早く馴染ませる為に寝る時も革ジャン・革パンで布団が真っ黒になってしまい、母親に怒られた思い出があります。
自分のバイクシートを張り替えたり、鞄を作ったり、ごく自然と革細工の道に入っていきました。
そんな中、当時、某工場長のレザーカービングに魅せられ、ゾクッとした新鮮な気持ちが今でも同じ感覚で残っています。
自分も生きたLINEが彫りたいと練習に明け暮れた20代前半。
当時は建築業をしながら趣味でレザーカービングをしていましたが、将来、革で食べていきたいと思い、窪田氏もおられた工場の門を叩きました。
工場で5年ほど学ばせて頂き、今の妻も同じ職人工場で出会い結婚し、2009年Lilyleatherとして2人で独立しました。